グローバルへの展開である。これまで日本企業のグローバル展開は、自社の身の丈に合ったファイナンスか、ODA中心の展開であり、そこにはとり立てて戦略性の高いものが見られなかった。日本の建設・不動産業界の事業機会は、主に新興国、さらにBOPと呼ばれる世界のなかでも所得ピラミッドの底辺層の国々である。近年、このBOPマーケットが世界のなかでも高い成長余地を持っていると注目されており、この分野の開拓がこれからのグローバル市場でのこの業界の雌雄を決するところである。
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世界中で運用先を求めて漂流しているグローバルマネーは、このような発展の途上にある国々に対しての成長ファイナンスに注目している。日本企業は自社の資本を活用するのではなく、こうした投資マネーをうまく呼び込んで自社の資本を節約しながら、新しいマーケットを開拓することを考える必要があるのではないだろうか。節約した資本は、日本の新しい都市づくりの原資として活用し、イノベーションを推進していく。こうしたグローバルレベルでの戦略が、今の当業界の閉塞状況を突破するために求められる。
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