実はニュータウンの物件も捨てたものではないという見方もできます。何らかの都合があって、ニュータウンに住まなければならない方もいるでしょう。駅前から徒歩圏内の小型の中古物件(2LDK程度)なら、子どもがいない家族で、リタイア生活が近い夫婦など、家族構成やライフスタイルによっては無駄な出費をしないという意味で(消極的な財産形成の戦略ですが)、検討してもいいでしょう。しかし、どうしても予算がない庶民の大家族はどうすればいいのか。
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そこが問題です。私が4人以上の家族の世帯主だったら、大規模団地の中古の2LDKを2戸買います。一方のリビングには、子どもの勉強机を置きます。寝室は、男部屋と女部屋に分けます。二段ベッドでも悪くないでしょう。もう一つの2LDKは、夫婦専用の寝室と書斎、リビングや客間にしてもいいでしょう。できれば同じ棟のなかでそれを行うわけです。合計の面積は120平方メートル前後になるでしょうから、余裕が生まれます。キッチン、トイレ、バスなどが2セットになってしまいますが、同じタイミングで使うときの不便さがなくなるので、むしろ好ましいのではないでしょうか。価格は、合計3000万円(1500万円×2)。これなら、最有効プランを2戸買ったわけですから、子どもたちが独立して売るときには(あるいは貸すときも)、ニュータウンや郊外のデメリットは生じにくいでしょう。結局、リスクの構造を緻密に分析してさえいれば、どこで何を買ってもいいともいえるのではないかと思います。問題解決への糸口は、リスクの本質を捉え、柔軟に対応さえしていけば、どうにでも抜け道はあるのかもしれません。
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