住宅資材が急騰し、昭和四十八年秋から翌年春にかけては住宅価格が急上昇したのである。むろんプレハブ住宅もその例に漏れず、この時期のプレハブ価格の上昇は著しいものがあった。一方、昭和四十八年春あたりから昭和四十六〜四十七年と続いてきた金融の過剰流動性に“歯止め”をかけるため、金融引締めが実施され、昭和四十八年秋ごろからは住宅ローンの貸出しが引き締められることになった。このように住宅価格高騰と住宅ローン引締めとが重なり合い、住宅需要は急速に冷え込むことになったのである。
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こうして昭和四十九年度の住宅建設戸数は一二六万戸に激減した。昭和四十八年度の一七六万戸に比べると、実に二八・四%もの減少ぶりである。その後、昭和五十〜五十四年度にかけては一五〇万戸前後にまで回復するが、いずれにしてもわが国の住宅建設の状況は、他の経済情勢と同様、第一次オイルショックを契機に厳しい低成長時代を迎えることになる。
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