良い売主、良くない売主にありがちなポイントはあります。なお、これから挙げる内容は、そのような傾向にあるというようにとらえていただきたいと思います。
●本業でない売主
売主としての意識が低かったり、商売しか考えておらず、購入者の立場を考えていないこともあります。本業でないからといって、必ずしもダメだということではありません。一つの目安として、会社の中に建築技術部門がきちんとあるかどうかを確認することです。建築技術部門がなかったり、あっても貧弱な場合、すべて販売代理任せ・施工者任せで、「お前たちうまくやれ」と、外注した。商品で儲けることしか考えていないケースがあるのです。
●区分所有の原則を知らない売主
時折、区分所有の原則を知らずに設計したとしか思えない物件があります。たとえば、汚水管を下階住戸の天井内に配管しているのは専有区分の侵害です。これによって水漏れがあったらどうするのでしょう。下階に入って直すつもりでしょうか?将来、間取り変更をしたくても、邪魔になります。邪魔だからといって取ってしまうわけにはいかないのですから。
●印刷物と模型だけで商売する売主
販売パンフレットと図面集、そしてモデルルームを立派に見せることだけに力を注いでいるのは要注意です。肝心の建築や設備、管理組合規約(原案)についてもきちんと検討されているかどうかが重要です。
●契約した途端、もう終わったと思う売主
契約するまでは営業担当者が積極的にコミュニケーションをしてくれていたのに、全戸販売完了すると、現場責任者を1名だけ残し、あっという間に次のマンション販売地へ移動してしまう会社。こうなると、とても顧客の要望を聞いていられません。「釣った魚に餌をやらない」をまさに体現している売主を、ときどき見受けます。「あとは早く完成させて引き渡すだけ」という売主は、買主の内覧会検査前に、満足な売主検査を行っていないことが往々にしてあるのです。
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