この国はこの家を建てるという、遺伝子にとっていわば子宮創造のような最も大切な仕事を阻止するものを作りまくっている。あげればきりがないが、一番大きなものは税金である。日本の税制はもう救いがたいところまできているのである。印紙税って何ですか、である。あんなものアメリカでは見たことも聞いたこともない。神聖なる契約書、あるいは尊い領収書に、ばかにならない金額の妙な切手を貼るなんてのは、根拠はどこにあるのでしょう。
新座市の新築一戸建て
児玉郡の新築一戸建て
入間郡の新築一戸建て
深谷市の新築一戸建て
泉南市の新築一戸建て
で、消費税。さらに重ねて不動産取得税だという。消費と取得はどう違うのか僕にはとんとわからないけれど、後には登録税だったかそんなものがでんと控えているし、固定資産税と都市計画税という双子みたいなのもしっかりと同居することになる。一方太っ腹のアメリカでは、住宅ローンの金利分は全額税金控除になるから、家は借りるより買った方がお得ということになっている。日本の控除は年間たった三十万円だけとか、六年で打切りなどというミミッチさなのである。アメリカでは別荘までもローンの金利分け全額税金控除だってのに。「何やってんだか……どうにかならんの、この国は」遺伝子に逆らえばろくなことはない。と思っていたら大蔵省がスキャンダルでカタカタではないか。さもありなん。
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