住宅の断熱性や気密性が高まると、暑さを防ぐこともしやすくなり、エアコンの冷房もよくききます。わが家のソーラーハウスでは、一階の55平方メートルのLDKと吹き抜けの上の廊下、ドアがあけ放しの洗面・トイレのすべてを、出力3.6kW(22平方メートル用)のエアコンで冷房しています。こんな小さな機械でなんとかなるのは、断熱・気密が確保されて暑さや湿気が侵入しにくいこともありますが、それに加えて、朝から就眠前まで継続運転しているからです。冷房は継続的にしたほうが、よい環境をつくることは同じです。ためしに朝エアコンを切って出勤したところ、昼のあいだに家がすっかり蓄熱してしまい、夜帰宅したときはまるで天井暖房、壁暖房、床暖房のまっただ中で、3.6kWの小さなエアコンではとうていたらずに、ひどい思いをしました。こうなると、はるかに強力なエアコンが必要で、時間は短くてもそのあいだに多量の電力消費をするうえ、天井や壁の暑さを打ち消すように強力な冷房をすることになって、足元が冷えたり冷風の不快感を味わうことになります。一方、継続冷房なら、天井や壁の温度が上がっていないので、冷房温度は高くても暑さを感じないし、足も冷えません。結局、継続冷房したほうが同等の電気代ではるかに快適な住環境を得られることになり、しかもダニ・カビを防ぎ、熱くなった家具などから発生するホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)の発生をおさえることができます。
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