マンションが道路からセットバックしていて、その道路とマンションのあいだがずらっと一列、車が停められる駐車場になっており、隅っこの2、3メートルだけが通路として確保してあるという、よくあるパターンだ。この道路沿いの駐車場部分がディベロッパーの単独所有になったままなどというケースである。その分、マンションを安く提供できるというのがディベロッパーの言い分なのだが、その代わり、駐車場の収入が全部ディベロッパーのものになるばかりでなく、もっと大きな落とし穴があることを、気がついてる人は少ない。
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この駐車場部分は当然、抵当権に入っているので、たとえばディベロッパーが倒産したりすれば競売にかけられてしまうし、そうでなくても将来、第三者に売却して、ここに建物を建てられてしまうことだってありうる。一方、建築基準法等では、建物は道路に対して2メートルしか接していない土地には2階建てまでしか建てられず、3階建て以上の建物は4メートル以上接していないと建てられない……という規制がある。これを「接道義務」という。
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